最終更新:2015/08/18
XM6はシャープ製パーソナルワークステーションX680x0シリーズのエミュレータです。X680x0シリーズは1987年のX68000初代発売以来ホビーストから絶大な支持を受け、最終製品である1993年のX68030以後も040turbo、060turboといったアクセラレータがユーザサイドによって開発、販売されました。XM6はこのX680x0シリーズの中で比較的標準といえるスペックを持つ、X68000EXPERT(1989年発売)をエミュレーションします。
XM6はXM7に続くXMシリーズ第2弾のエミュレータでもあります。XM7の基本設計を継承・改良し、XM7で得られたエミュレータ開発ノウハウを投入しています。
このページは再配布を目的に作成された為、私は開発等には関わっておりません。
UNLHA32.DLL 等の作者である Micco氏から、LZH書庫のヘッダー処理における脆弱性が指摘されていますが、ウイルス対策ソフトの対応は将来見込まれないことから、このサイトでダウンロード可能なファイルは、LZH形式から ZIP形式に変更しました。(10/06/26)
参考:LZH書庫利用における危険性についての注意喚起
(2006/12/23)
今回の変更点は次の通りです。(2006/11/23)
- XM6ユーテリティ version 2.06を配布開始しました。
version 2.05→version 2.06の変更点・追加点は多数にのぼりますが、以下に主要なトピックをあげます。(2006/10/23)
- オプションに「高度な設定」を追加しました。
- SCSIインタフェースを経由してWRITE and VERIFYコマンド($2E)を出力した場合、ディスクに書き込まれない不具合を修正しました。
version 2.04→version 2.05の変更点・追加点は多数にのぼりますが、以下に主要なトピックをあげます。
- 対応プロセッサをPentiumII以降/Athlon以降に限定し、同時に最適化を図りました。
- メガドライブパッド(6ボタン)の互換性を向上させました。
- 将来の実装に備え、Netptune-Xのプレースホルダ($ECE000-$ECFFFF)を追加しました。
Version2.05以降のXM6を動かすためには、対応プロセッサ+対応OSの組み合わせが必要です。
対応プロセッサは、IA-32系でMMX拡張・CMOV命令を備えたものが必要です。
メーカー 対応プロセッサ その他 Intel PentiumII以降,Celeron以降 2000年以降のプロセッサであれば、まず大丈夫です AMD Athlon以降,Duron以降 2001年以降のプロセッサであれば、まず大丈夫です VIA C3-Nehemiah,C7 C3(Ezra以前)はサポートしていません Transmeta Crusoe,Efficeon 全てOKです
対応OSは、Windows98以降のWin32系OSです。(注)Windows Vista(RC)での動作テストは行っていません。レポートを求めます。
系列 対応OS Win9x系 Windows 98, Windows 98(Second Edition), Windows Me WinNT系 Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
また、Version1.60以降のXM6を動かすためには、Windows 98以降(Windows98/98SE/Me/2000/XP/Server 2003)が必要です。
なお、Version1.52以前のXM6は、Windows95(OSR2)にも対応しています。
[注意]
(XM6の掲示板[559]より転載)
version1.85以降、Windows2000/XP系に限り[半角/全角]と[ひらがな/カタカナ]のキーのリリースが取得できない問題を回避するため、この2つのキーそのものを無視するようにしました。
Windows9x系で試すと正常に読み取れることから、これはXM6の問題ではなく、DirectX(DirectInput)の制限事項だと考えています。したがって、修正・変更する予定はありません。
(XM6の掲示板[852]より転載)
Windows Vista以降で[右SHIFT]キーが効かない問題は、DirecInputの使用バージョンをDirectX5からDirectX8に変更することで回避できることを実験で確かめています。
Microsoftの勝手な仕様変更だと思いますが、困ったものです。
version1.60からコンパイラをMicrosoft Visual C++ .NET 2003に変更した関係で、今までのバージョンで不要だった外部DLLが必須になっています。以下のDLLが必要です。
ファイル名 内容 ファイルバージョン MFC71.DLL Microsoft Foudation Classlibrary (共有DLL版) 7.10.3077.0以降 MSVCR71.DLL Microsoft Visual C++ ランタイム (共有DLL版) 7.10.3052.4以降
これらのファイルは通常のシステムには含まれていないため、再配布可能なファイルを準備しました。以下のファイルをダウンロードし、OSのシステムディレクトリ(C:\WINDOWS\SYSTEM、C:\WINNT\SYSTEM32など)か、またはXM6.exeと同じディレクトリに配置してください。今後のXM6のバージョンアップでも、これらのファイルは引き続き使用できます。
MFC 7.1 (共有DLL)
VC++ランタイムライブラリ7.1 (共有DLL)
XM6を実行するには、X68000EXPERTのROMデータをファイル化したものが必要です。以下のファイル構成を想定しています。
(注)CGROM.DATが見つからない場合は、代替ファイルとしてCGROM.TMPを探します。
ファイル名 ファイルサイズ 内容 配置アドレス IPLROM.DAT 131,072 byte IPL,IOCS,ROMデバッガ,ROM OS $FE0000-$FFFFFF CGROM.DAT 786,432 byte 英数フォント、漢字フォント $F00000-$FBFFFF
SCSIインタフェースを有効にする場合、上記に加えSCSI IOCSのROMデータをファイル化したものが必要です。インタフェースの種類にあわせて、以下のいずれかを使います。
(注1)IPLROM30.DATは使用できません。
ファイル名 ファイルサイズ インタフェース種類 配置アドレス SCSIINROM.DAT 8192 byte 内蔵SCSIインタフェース $FC0000-$FC1FFF SCSIEXROM.DAT 8192 byte SCSIインタフェースボード $EA0000-$EA1FFF SCSIEXROM.DAT 8160 byte SCSIインタフェースボード $EA0020-$EA1FFF
(注2)SCSIEXROM.DAT(8160byteタイプ)はWinX68k高速版と互換性があります。
XM6 (version 2.06)
XM6.exeおよびドキュメントです。
別途、MFC7.1およびVC++7.1ランタイムの共有DLL、X68000EXPERTのROMデータが必要です。
XM6 ソースコード (version 2.05)
XM6の全ソースコードです。このソースコードから実行可能ファイルを生成するためには、Microsoft Visual C++ .NET 2003とNetwide Assembler 0.98.39が必要です。
XM6はオープンソースソフトウェアではありません。ライセンス条件に反した利用についてはお断りします。
XM6ユーティリティ (version 2.06)
XM6Util.exeおよびドキュメントです。 別途、MFC7.1およびVC++7.1ランタイムの共有DLLが必要です。
過去のバージョン (yohkaiサーバ)
公開日 バージョン ファイル名 サイズ 2006/10/23 version 2.05 xm6_205.zip 439,003 bytes 2006/09/23 version 2.04 xm6_204.zip 437,996 bytes 2006/02/23 version 2.03 xm6_203.zip 514,753 bytes 2006/01/23 version 2.02 xm6_202.zip 506,358 bytes 2005/02/23 version 2.01 xm6_201.zip 400,227 bytes 2005/01/23 version 2.00 xm6_200.zip 401,601 bytes 2004/12/23 version 1.95 xm6_195.zip 393,937 bytes 2004/11/23 version 1.90 xm6_190.zip 392,328 bytes 2004/10/23 version 1.85 xm6_185.zip 387,999 bytes 2004/09/23 version 1.80 xm6_180.zip 380,951 bytes 2004/08/23 version 1.74 xm6_174.zip 374,473 bytes 2004/06/23 version 1.70 xm6_170.zip 368,811 bytes 2004/05/23 version 1.68 xm6_168.zip 355,120 bytes 2004/04/23 version 1.65 xm6_165.zip 350,878 bytes 2004/03/23 version 1.60 xm6_160.zip 344,257 bytes 2004/02/23 version 1.52 xm6_152.zip 521,268 bytes 2004/01/23 version 1.50 xm6_150.zip 518,738 bytes 2003/11/23 version 1.45 xm6_145.zip 504,009 bytes 2003/10/23 version 1.42 xm6_142.zip 497,129 bytes 2003/09/23 version 1.40 xm6_140.zip 487,949 bytes 2003/08/27 version 1.36 xm6_136.zip 482,677 bytes 2003/08/24 version 1.35 xm6_135.zip 482,562 bytes 2003/07/23 version 1.30 xm6_130.zip 478,626 bytes 2003/06/23 version 1.23 xm6_123.zip 467,713 bytes 2003/03/23 version 1.20 xm6_120.zip 459,495 bytes 2003/02/23 version 1.10 xm6_110.zip 450,008 bytes 2003/01/23 version 1.05 xm6_105.zip 446,844 bytes 2002/12/23 version 1.00 xm6_100.zip 438,241 bytes 2002/11/23 version 0.96 xm6096.zip 435,924 bytes 2002/10/23 version 0.92 xm6092.zip 430,440 bytes 2002/09/23 version 0.90 xm6090.zip 423,897 bytes 2002/07/23 version 0.85 xm6085.zip 422,159 bytes 2002/06/23 version 0.82 xm6082.zip 411,398 bytes 2002/05/23 version 0.75 xm6075.zip 400,221 bytes 2002/03/23 version 0.71 xm6071.zip 395,976 bytes 2002/02/23 version 0.64 xm6064.zip 378,609 bytes 2001/12/23 version 0.55 xm6055.zip 370,627 bytes 2001/11/23 version 0.50 xm6050.zip 366,144 bytes 2001/10/23 version 0.41 xm6041.zip 358,791 bytes 2001/09/23 version 0.24 xm6024.zip 344,263 bytes 2001/08/23 version 0.10 xm6010.zip 315,878 bytes
PC-8801MAエミュレータ XM8 (PI.氏)
今のところXM6に関係のあるコンテンツは何もないですが、XM6の原作者のPI.さんのサイトです。
現在、PC-8801MAエミュレータ「XM8」を公開されています。
EX68 (X68000 Emulator for Windows95/98/NT/2000) (yamama氏)
Win32で動作するX68000エミュレータ、EX68のページです。
けろぴーのぺぇじ (けんじょ氏)
Win32で動作するX68000エミュレータ、けろぴー(WinX68k)のページです。
WinX68k高速版 (tamu氏)
WinX68kをベースに、高速化などを施したバージョンです。
うさの倉庫(うさ氏)
ROMEO対応に改造したものがあります。
TAKEDA, toshiya's HOME PAGE (武田俊也氏)
「Common Source Code Project」として、さまざまなレトロPCエミュレータの開発を手がけられています。FM-7シリーズエミュレータとしては「eFM7」「eFM77AV」があります。
co Homepage
XM6をベースに、独自の拡張を施されています。WindrvXMの使用法について詳しい解説があります。
XM6i - クロスプラットフォーム X68000/X68030 エミュレータ
XM6のフレームワークにwxWidgetsを採用し、NetBSD/i386、MacOSX、Win32版への移植を進められています。
GIMONSのページ
XM6 V2.05をベースに、WindowsMobile機への移植、および機能強化版であるTypeGを公開していますが、Twitterに移動しています。
RetroPC.NET (Molice氏)
X68000のほかX1,FM-7などレトロPC関係のニュースを扱っています。
Info X68k (卓氏)
X680x0関係のニュースや、Human68k v3.0のオンラインマニュアルがあります。
Fountain of GAME! (ざん氏)
XM6の導入ガイド、3Dシューティングゲーム「SIONII」の紹介、イメージファイルのダウンロードがあります。
MC68000 Maniacs! (Team ENDLESS)
SHARP X68000と OLD Macintosh(SE/30,Classic2)関連の情報を中心に発信しています。